5.2. パーシステンス設定¶
ロードバランシングメソッドに従って1つのサーバに振り分けられた後、継続して同じサーバへアクセスしたい、という要望があります (例: 買い物系サイト,インターネットバンキング)。このような要望を実現する機能をパーシステンスと呼びます。
本ガイドでは、送信元IPアドレスパーシステンスとCookieのパーシステンス設定を行います。
5.2.1. 送信元IPアドレスによるパーシスタンス¶
- 「Local Traffic」 → 「Virtual Servers」で表示されたバーチャルサーバ:http-vs-001を選択し、Resourcesタブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
- 以下のように設定します。
5.2.2. クライアントからのHTTPアクセス¶
テスト用クライアントから、作成したVirtual ServerへWebブラウザでアクセスし、Web画面が表示されることを確認します。Staticticsを見て、負荷分散されずに同じサーバへのみ振り分けられていることを確認します。
5.2.4. クライアントからのHTTPアクセス¶
クライアントからのHTTPアクセス と同内容を確認し、ブラウザの設定でcookieが登録されていることを確認します。
<参考> Chrome v95の場合の確認手順
設定 > プライバシーとセキュリティ > Cookieと他のサイトデータ > すべてのCookieとサイトデータを表示
確認ができたら、次項以降のテストのために、Persistance ProfileをVirtual Serverの設定からはずします。