11.2. L3構成: 冗長化のネットワークサンプル

もう一台BIG-IPを追加して、L3構成の冗長化設定を行います。

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[Active機 (big50.f5jp.local) 設定項目]

項目 名称 設定値
ホスト名   big50.f5jp.local
管理インタフェース   10.1.1.5
Externalインタフェース external 10.1.10.50
Internalインタフェース internal 10.1.20.50
デフォルトゲートウェイ Default-GW 10.1.10.1
仮想サーバ (HTTP) http-vs-001 10.1.10.60:80
仮想サーバ (HTTPS) https-vs-001 10.1.10.60:443
Pool Member (Webサーバ1)   10.1.20.201:80
Pool Member (Webサーバ2)   10.1.20.202:80
HA用インタフェース HA 10.1.30.50
External共用 (floating)IPアドレス external-flo-ip 10.1.10.70
Internal共用 (floating)IPアドレス internal-flo-ip 10.1.20.70
NTPサーバ   10.1.20.202

[Standby機 (big40.f5jp.local) 設定項目]

項目 名称 設定値
ホスト名   big40.f5jp.local
管理インタフェース   10.1.1.4
Externalインタフェース external 10.1.10.40
Internalインタフェース internal 10.1.20.40
デフォルトゲートウェイ Default-GW 10.1.10.1
仮想サーバ (HTTP)   (設定同期によりコピー)
仮想サーバ (HTTPS)   (設定同期によりコピー)
Pool Member (Webサーバ1)   (設定同期によりコピー)
Pool Member (Webサーバ2)   (設定同期によりコピー)
HA用インタフェース HA 10.1.30.40
External共用 (floating)IPアドレス   (設定同期によりコピー)
Internal共用 (floating)IPアドレス   (設定同期によりコピー)
NTPサーバ   10.1.20.202

このサンプルでは、NTPサーバを10.1.20.202とし、BIG-IPはこのサーバとの時刻同期を行うことします。 (冗長化を行うBIG-IP同士は、時刻を合わせておく必要があります。)

BIG-IP間のHA (High Availability) VLANは、冗長化の制御パケットをやり取りする専用のVLANです。ExternalやInternal VLANを利用することも可能ですが、HA専用のVLANを追加することを推奨しています。よって、本構成においては、HA VLANを追加しています。